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浅田真央は今回言っていました。「前はもっとふわふわ滑れていたのに、今回はいろいろ言われながらで」ここには自意識が始まったことを言っていますね。今期は駄目でしょうし、何年か掛かるかもしれないですね。安藤美紀がそうであったように。
またショートプログラムが終わったところで、記者に答えていっています。「うまく滑れなかったので、次はがんばります。」このがんばりますは文字通りの「がんばらなきゃー駄目なのよ」と言う自己叱責に聞こえました。こんな自己意識では自然な「ふわふわした」滑りができるわけがありません。
方や安藤美紀は、NHK杯でのショートプログラム終了後に記者の質問に、ものすごく自問しているように、本当のことを言葉にしようと、言葉を見つけ出しているように、なかなか言葉が出てきません。そしてやっと「もっと大きく滑らないと」と自己の蹉跌のイメージではなく、演技の自己イメージを思い描いていました。その後の記者のがんばってくださいという言葉にも、がんばりますと軽く答えたのが印象的でした。その前のものすごく言葉を探した発声仕方との落差が大きく、このがんばりますが、外交辞令でしかないことを了解させました。
この応答ではっきり私の中にイメージできたことがあります。選手はがんばるなどと言う自意識を抱えていたらうまく行くわけがない。自己の演技イメージに没頭して行くことしかないののだから。だからがんばっちゃ駄目なんだと言うことを言いたいですね。がんばらなきゃーなんて言う次元にいたらがんばれないし、躓くしかないじゃないですか。世の中みんなで「がんばってねハイがんばります」を外交辞令で遣っていられたらいいんですが、なかなかそうも行かない次元で、内面性をそこに持った自意識過剰になるしかないんじゃないですかね。だからこそがんばれなんて言っちゃいけないんですよ。そういうことを言うと実は躓いちゃう、と言うことを知っている人はね。
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